株式会社ジャパン・バイオシーラム

動物原料供給と共に組換えタンパク質も生産 | 効率的な生産技術

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〒720-2111 広島県福山市神辺町上御領1711-6

組換えタンパク質発現受託

組換えタンパク質生産を研究開発

PROTEIN

元は地域農業の手伝いから始まり、現在では様々な事業を展開しております。検査薬材料市場への参入後には、大腸菌を用いた組換えタンパク質生産の研究開発にも取り組み始めました。この分野について岡山大学との共同研究を進めたことにより、効率的な生産技術の開発に至り、特許も取得しております。この技術を利用することで、診断薬市場への安価な提供や、免疫抗原として抗体を作製することを目標としております。

Crystal-Tagによる組換えタンパク質発現受託サービス

大腸菌発現系を用い、目的タンパク質をCrystal-Tagとの融合体として、効率的且つ大量に回収するサービスを提供します。
※当技術は、岡山大学工学部との共同開発によって得られた技術です(特願:2008-199 166)

Crystal-Tagとは?

グラム陽性土壌細菌(Bacillus thuringiensis:BT菌)は、殺虫タンパク質を結晶体として産生します。当社では、BT菌に由来するポリペプチドを用いて、融合タンパク質の結晶体形成を促す画期的なポリペプチドタグ(Crystal-Tag)を開発しました。目的タンパク質を結晶封入体として発見させることにより、大腸菌での発現が困難であったタンパク質も効率的且つ大量に発現させることが可能となりました。
本技術によって得られる結晶封入体は安定な構造を成すため、宿主のプロテアーゼなどによる分解も受けづらく、また不活性の状態で蓄積するため、発現タンパク質が宿主に対して毒性を示さないことも特徴として挙げられます。

大腸菌発現系における本タンパク質生産法の原理

Crystal-Tagを用いたタンパク質発現の特徴

〇細胞毒性を示すタンパク質でも大量発現が可能
〇プロテアーゼによる分解や自己分解から目的タンパク質を保護
〇目的タンパク質の発現量が向上
〇単離、精製が大幅に簡略化

Crystal-Tagを用いたタンパク質発現の実施例

心筋梗塞診断薬として需要の高いクレアチンキナーゼサブユニット(CKMB)のうちCKBを本技術により結晶封入体として発現させた。その結果、赤矢印で示す部分に、大量の発現タンパク質が確認された。大腸菌を破砕後、遠心分離により結晶封入体を不溶性分画として回収した。次いで、結晶封入体を可溶化してHis-tag精製した結果、85%以上の純度を示すタンパク質が回収された。

M:分子量マーカー 1:発現誘導前 2:発現誘導後 3:可溶性分画 4:不溶性分画 5:Hisカラム非吸着分画 6:Hisカラム洗浄分画 7:Hisカラム溶出分画

診断薬原料・その他物質の生産実績

・Cystatin C(腎機能障害マーカー)

・Myoglobin(心筋梗塞マーカー)

・Ferritin(FTL、FTH)

・HRV3C Protease(タンパク質切断酵素)


効率的かつ大量生産を可能にした技術

 

多種類の動物原料を取り扱う企業を運営し、タンパク質を効果的かつ大量生産できるサービスもご提供中です。この技術は岡山大学工学部と共同開発したもので、大腸菌発現系を用いて目的タンパクをCrystal-Tagとの融合体として回収する方法で、従来法では生産できなかったタンパクも生産可能にしております。大腸菌で生産が困難な(細胞毒性、分解、凝集を生じやすい)タンパクを発現させたい場合や、タンパクの生産性、純度を向上させたい場合などにおすすめですので、必要な際にはぜひお問い合わせください。

 

高品質で信頼のあるサービスをご提供

 

グラム陽性土壌細菌(BT菌)は、殺虫タンパクを結晶体として産生します。このBT菌に由来するポリペプチドを用いて、融合タンパクの結晶体形成を促す画期的なポリペプチドタグ「Crystal-Tag」を開発しました。この技術により、目的タンパクを結晶封入体として発現させ、大腸菌での発現が困難であったタンパクでも効率的かつ大量に発現させられるようになりました。質の高い動物原料を供給し続けると共に、効率的な組換えタンパク質の生産技術にも多くの信頼をいただいておりますので、ぜひご検討ください。

 

会社概要

ACCESS

株式会社ジャパン・バイオシーラム

所在地
〒720-2111
広島県福山市神辺町上御領1711-6
営業時間
9:00 ~ 18:00
定休日
土日祝
代表取締役
須藤 稔太 (すどう とした)
設立
2004年(平成16年)8月4日
資本金
1,000万円
東京営業所
〒101-0047
東京都千代田区内神田3-4-4 寿々木ビル5F
電話番号:03-6206-8769
FAX番号:03-6206-8763
主要取引銀行
広島銀行、もみじ銀行

安定的なタンパク質生産にて社会貢献

Crystal-Tagを用いたタンパク質発現の実施例としては、心筋梗塞診断薬として需要の高いクレアチンキナーゼサブユニット(CKMB)のうち、CKBを本技術により結晶封入体として発現させ、大量の発現タンパクが確認されています。研究開発を重ね、特許も取得したこの技術により、市場へのより安定的な供給を目標にしてまいります。また動物血液等の分野とならび、臨床診断薬原料においての事業拡大を目指しながら、より広い社会貢献を目指します。

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